VoiceTimerを公開して3ヶ月ぐらい保守対応して思った事を纏める
前にVoiceTimerを公開して反省点をまとめた記事を書いたのだが
あれから三ヶ月くらい色々試して改めて思ったことがあるのでそれを簡単に纏めます。
◆ダウンロード数≒認知数。ただし、十分質を満たしていない場合は、そうなるとは限らないかも。
今回、アプリを公開して強く思ったのがこれです。
Adwordsで片っ端から宣伝を打つようになってから、一気にダウンロード数が増えました。11月に限って言えば、現時点で1300ダウンロードもされています。
ただ、いくら有名且つ無料であっても、不要なものや要らないものや質が悪いものはダウンロードしないと思うので、そういう意味では必要とされるものである事とアプリの質は大事だと思っています。
今回のアプリの質が良いと思っているのは、自分自身がそう思っているのもありますが、確信を得ることができたのは、たった二つですが評価で★5をもらえたからです。
無論、この後もずっと★5をもらえる保証はどこにもないですが、本当に駄目なものは★5はもらえないと思っているので、そういう意味ではかなり自信になりました。
◆ローカライズは意味もなく増やすと、更新対応で死ねる。タブレットも対応していると苦労も倍になる。
VoiceTimerに限って言えば、新しいローカライズを増やすごとに以下の作業が必要になります。
◎アプリの翻訳をする
◎各解像度のアプリの動作テストをする(文字が入りきらない場合があるので、その場合は類義語を探さなくてはならない)
◎GooglePlay用のキャプチャー画像を用意する
◎GooglePlay用の説明画像を用意する
◎GooglePlay用の7インチタブレット、10インチタブレットそれぞれのキャプチャー画像を用意する
◎GooglePlayの説明文の翻訳を作る
◎Youtubeの翻訳と字幕を作る
◎Adwordsの広告を作成する
◎GooglePlayのアプリを更新する際の更新内容を各言語に翻訳する
しかも場合によっては、此処までやったのに
対応した言語で全然ダウンロードされないという事もあります。
具体的にいうと、フィリピン語。
ヒンディー語も最近二件ダウンロードされたけど、正直ちょっと割に合わない。
◆ローカライズとグーグルアンケートは相性が悪い。
各言語ごとにグーグルアンケートを作らないといけないので
纏めて集計することができないし、そもそも数が集まらない。
冷静に考えて現時点でGooglePlayでのレビューすらないのに
アンケートなら集まると考えていた自分が浅はかだった。
細かい使用感は、テストを依頼するか、もしくはレビューをお願いするかで
それなりに知ることができる。
また、どんな人が使っているかに限っていえば
FireBaseで大まかに年齢と性別がわかるのでそっちである程度知ることができる
明言はしないが、VoiceTimerのアンケートの項目はアプリ内に問い合わせのページを作ることができたら、撤廃する予定である。
◆広告アプリ一本で生活は無理
現時点で毎日1円は安定して稼げそうな状態にはなっているのですが
最低限の引き落とし金額が8000円な事を考えると
これで生活はどう考えても無理です。
まぁ、ダウンロードが1万すら届いていないことを考えれば
当然ではあるのですが。
今だからこそ言いますが、公開した当初は根拠なく一万ダウンロード位行くだろうと
うぬぼれていました。
◆GooglePlayの表示順番は、同じ作者が公開されている他のアプリの状況も影響に入っているっぽい?
単純にアプリを一つしか公開していないのが自分だけという可能性もありますが、競合が多いアプリは、大抵ほかのアプリも複数公開していたのでそれを考えると多少は影響しているのかもしれません。少なくともインストール数が多い順に表示されるとかではないのは確かです。
◆体感であるが割と雑な仕事をしている人が多い
これは自分も含めてという話ではあるのですが
折角、GooglePlayで日本語で説明文を書いているのに
更新内容は英語だったりとか、中途半端にローカライズ対応しているなどありました。
Adwordsの日本でのリーチ数を見る限りでは、それなりに数がいることを考えると
少しもったいないのではと思わざる得ないです。
ただ、アメリカとかは自分のデータを見た限りでも、英語とスペイン語でそれぞれダウンロードしている人がいるので、他の言語があるというのが日本と違って結構当たり前なのかもしれません。
また、私のアプリのバグ対応の中で、ローカライズの切り替えをしてクラッシュされるひとが確認できている限りでは21人もいたことを考えると状況によって別の言語を使い分ける必要があるのかもしれません。
*現バージョンでは対応済みです。クラッシュした人はアップデートしてみて下さい。
それを踏まえて、はた目から見て一見案外雑なローカライズをしているように見えて
彼らの基準で言えば、割と真面目にやっている方なのかもしれません。
ただ、個人で全てに対して丁寧な対応をするとキツイので、一概に何とも言えない部分はあります。
◆Youtubeは案外見てくれる。30秒くらいは。
アプリを公開したばかりの時は、そもそも公開されていることを知らないこともあり
全然見られていなかったですが、最近では大体一日10人くらい見てくれます。
ただ、単純な動作説明動画のせいか、30秒くらいしか見てくれず
稀に一分くらいみて、極々稀に全部見る人がいるくらいです。
大まかに再生時間と、動作説明ぐらいは書いても良かったかもしれません。
そもそも、動作説明動画を作ろうと思ったのは、参考にするために他のキッチンタイマーをインストールしてみたところ、意外とわかりにくい動作や見落としがちな機能がありました。
その為、説明動画あったほうが親切だと思ったので、説明動画を作りました。
◆面白さの共通化は難しいが、困った事の共通化は面白さに比べると簡単かもしれない。
まず、面白いを伝えるのに、言語に依存することが多く、面白いと感じるのに文化に依存する部分が多いと考えています。一方で、文化に依存する問題もそこそこありますが、
(例:西暦を和暦で考える。状況によって言語を切り替える等)困っていることというのは案外他の場所でも変わらないのではないかと思っています。
明確な根拠があるわけではなく今回このアプリを公開して何となく感じた話で申し訳ないのですが、そう思いました。
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